赤十字救急法(基礎講習+救急員養成講習)

2022年07月15日

 2022年某日、新型コロナウイルスのまん延で養成が中断されていた、赤十字救急法の3日間講習(基礎講習4時間+救急員養成講習) を受講した。基礎講習では傷病者の観察と、AEDを用いた胸骨圧迫と人工呼吸(感染症流行下のJRC蘇生ガイドライン2020では成人に対する吹込みなし)の訓練を行い、筆記試験と実技試験に合格した人は赤十字ベーシックライフサポーターとして認定される。

基礎講習受講証

赤十字ベーシックライフサポーター認定証

 初日の午後からは救急法救急員養成講習。テキストでは心疾患、脳卒中、喘息、低血糖、熱中症などの疾患の症状と手当について学んだ。2日目以降は三角巾を用いた止血や固定などの応急手当を部位別(手、前腕、鎖骨、膝、足関節)に学び、副子を用いた固定(前腕、下腿)を行った。この三角巾の固定が難関で、私を含めた参加者皆が苦労していた。3日目には毛布を用いた応急担架での搬送を行ったのち、交通事故現場を想定した総合実技試験と筆記試験を行った。

 参加者は高校生から現役をリタイアした方、学校の先生や公務員と思われる方など多様で、3日間の実技練習でお互いに三角巾固定をしあったり、参加者を6人で持ち上げて搬送したりするなど、親睦が深まった。ただ、お互いに密接になる場面が多く、感染症流行下では講習実施が厳しいな、と感じた。第6波の流行が収まったいいタイミングで受講できた。

救急法救急員養成講習受講証

赤十字ファーストエイドプロバイダー認定証

ほかの受講証、認定証は名刺用紙だが、これはカードタイプ(厚紙の光沢印画紙)で頑張った甲斐がある(笑)