将軍杉

将軍杉

新潟県東蒲原郡阿賀町岩谷2242

国道49号線沿いの「道の駅みかわ」前の岩津交差点から坂を登りすぐの集落内に平等寺薬師堂があり、その向かいにある。普通車8台程度の駐車場もある。将軍杉は昭和2年に国指定天然記念物となった。阿賀町ホームページによると、推定樹齢1,400年、樹高38m、(測定方法に物議はあるものの)幹周19.31mと屋久島の縄文杉より長いそうだ。県内でも随一の巨木だろう。

駐車場の向かいに平等寺薬師堂がある。2020年7月の訪問時は、ちょうど茅葺きの工事を行っており拝観できず。

保存修繕工事の記録として、これはこれで貴重な一枚かもしれない。工事終了後に再度訪れたい。

将軍杉の入口。幹を囲うように回廊が設けられている。訪問時は雨だったが、非常に滑りやすいので注意が必要。

将軍杉の説明。昭和2年に国の天然記念物に指定。中央の幹は昭和36年の第二室戸台風で折損したようだ。

中央の折れた幹も見てみたかった。

奥に映り込んだ人から、その大きさがお分かりいただけるだろう。雨に打たれて、苔や草葉が瑞々しく、空間が澄み切っている。夏でも少し涼しげだ。

中央部の穴に、杉皮で植皮されているのが分かる。この巨木が腐り、折れることは考えたくはないが、自然災害や環境悪化により、「永遠」は存在しない。いつまでも大事に守りたいものだ。