五輪峠隧道

五輪峠隧道

新潟県三条市飯田、牛ヶ首

 三条市の五十嵐神社から県道409号(村松街道)を加茂方面に進むと、ほどなくして長い上り坂がある。その峠の頂付近、現道の南側にトンネルが掘られている。飯田から牛ヶ首へ抜けるほんの120mのトンネルだが、飯田側にある記念碑からは当時の村の一大プロジェクトであったことが窺える。

県道409号を加茂方面に進むと、五輪峠を越える長い登坂がある。

緩い左カーブが現道で、右手にそれると旧道がある。

記念碑と。右奥には草藪(沼地)があり、さらに向こうに隧道がある。

記念碑の全体像。

字体がイイ。

え~要約すると、通りにくい山道に、鹿峠村長の蒲澤富太郎さんがトンネル計画を提案。昭和25年に測量を始め、昭和28年に開通しました。というもの。

記念碑の後ろ面。関係者の名前が彫られている。

車で藪の生い茂る沼地をズブズブ進むが、途中でクルミの木が生えていてやむなくストップ。しかもアブが多いので車も降りたくない。

明るく写真を撮ると、トンネルの奥数メートルのところに壁とドアが。実は、内部は「あること」に利用されている。

反対の牛ヶ首側にやってきた。なんかバリケードあるんですが。

トンネル内部はJAえちご中越が管理している模様。防犯カメラは本当かどうか分からないが、当サイトは健全なサイトなので、バリケードの奥への侵入はしない。

牛ヶ首川のトンネルはこんな感じ。シャッターつきの壁が作られ、外側を鉄骨で崩落対策している様子。

よく見ると張り紙が。

八ツ頭、里芋の倉庫であることが分かった。今回は侵入できなかったが、機会があれば中を覗いてみたいものだ。