貞心尼草庵・福島の大欅

貞心尼草庵・福島の大欅

新潟県長岡市福島町503

加賀の千代女、京の蓮月尼と並び、幕末の三大女流歌人と言われた貞心尼(ていしんに)は長岡藩士、奥村五兵衛の娘として生まれた。なんやかんやあり、晩年の良寛に弟子入りし、良寛の名を世に広めたという。貞心尼草庵のある福島は、夫と死別したのちに剃髪し、この地にあった閻魔堂にはいった由緒だという。(当地の説明看板より)

別に説明のない画像はすべて2010年3月撮影。

貞心尼草庵の入口。住宅街と畑の間にぽつりと建つ。

入口に立つ小さな歌碑。

歌碑の拡大。

貞心尼草庵の外観。

貞心尼草庵の説明書き。

巨大な歌碑。読めないが、解説板がある。

「朝げたくほどは夜のまにふきよする おち葉や風のなさけなるらむ」文学は詳しくないので、歌の良しあしは分からない。

庵の隣には、大きな欅の木が生えている。

市の天然記念物に指定されている。樹径は太く、立派だ。

真下から見上げる。新潟県生涯学習情報提供システム「ラ・ラ・ネット」の説明によると、推定樹齢は400~500年とのこと。幕末の戊辰戦争も見てきたのだろうか。

遠くからみた全体像。2022年1月。

ちなみに、完全な余談だが、国道8号線(長岡東バイパス)の福島交差点は、交通機動隊の転回ゾーンとして有名だ。(界隈では。)急に曲がってくるから、覆面パトカーのドテッ腹に突っ込まないように注意が必要だ。