山古志の棚田(選)

 旧山古志村は平成の大合併の流れの中、平成17年(2005年)4月1日に長岡市に編入合併された。合併は平成16年9月9日に調印されたが、その直後の10月23日に新潟県中越地震が発生し、村全域で甚大な被害が発生、自衛隊のヘリコプターで全村民が避難した。当時は大手高校グラウンドがさながら陸自の駐屯地となり、長岡高校のグラウンドが人や牛を載せたヘリの臨時ヘリポートとなり、発災後2,3日の間は一日中ヘリが往復していた。

 山古志村はその後、河川が土砂で埋もれてダム湖を形成するなど、景観を大きく変えてしまったが、道路や家々は見事に復興し、棚田での農作業や錦鯉の養鯉、闘牛など「山古志らしい文化景観」は数多く残された。美しい山古志の棚田景観を紹介する。

山古志竹沢(37.335891, 138.887832)

高校時代、中間テストが終わった後自転車で山古志村へ行き撮影した写真。(行きに2時間かかった)濁沢から太田、竹沢と自転車で旧坂を登ってヘロヘロになった所でこの棚田景観。あの感動は一生忘れない。

山古志竹沢(37.324403, 138.883811)

幸福市直売所の辺りから北を見下ろす。ここには、天皇皇后両陛下が復興した山古志を行幸された際に詠まれた歌碑がある。

山古志竹沢(37.353938, 138.909904)

萱峠展望台からドローン撮影。残念ながら萱峠展望台(地上)からは棚田景観は望めない。

山古志竹沢(37.367645, 138.917060)

道路沿いの駐車帯に車を停め、ドローンで撮影。周囲を山々に囲まれているのがよく分かる。

山古志虫亀(37.341779, 138.878668)

薬師の陵より。コスモスが綺麗なので秋口に行くといい。

山古志虫亀(37.350757, 138.872580)

薬師の陵から金倉山に向かう林道の途中にも棚田が。