牛ヶ首層内褶曲

牛ヶ首層内褶曲

新潟県柏崎市笠島

国道8号線の米山IC入口交差点から直江津寄りに進み、海側に折れる最初の分岐を進むと信越本線の笠島駅につながる。笠島駅前から徒歩で笠島海水浴場を通り、信越本線の線路沿いに西に進むと明治時代の旧トンネルがある。真っ暗なトンネルをくぐると、今回紹介する牛ヶ首層内褶曲に至る。

国道8号から笠島駅、笠島漁港につながる道路。直江津方面を望む。

笠島漁港と海水浴場。

笠島海水浴場の公衆トイレ前に米山海岸地区の遊歩道・見どころMAPが掲示されていた。(現在地は左端)

信越本線沿いに歩道が整備されている。風の強い日は大波にさらわれるような場所なので、天気の良い日に行ってください。

出た、旧トンネル。後に分かるがこれは「米山5号トンネル」というらしい。別ページにて紹介予定。

トンネルを抜けると、古びた公衆便所(トイレというか、、、便所。(察し))があり、右手に曲がると海岸に出られる。

海岸入口に、牛ヶ首層内褶曲と米山5号トンネルの説明板がある。

天気が良かったが、ここは漂着ごみが溜まりやすい地形のようで、ブイから漁具、サンダル、危なそうなビンなどが多数うち捨てられていた。訪問の際はサンダルではなく「くつ」を持参されたい。

海岸に降り、振り返ったところ。

お待たせしました。牛ヶ首褶曲の全貌。牛が首を伸ばして水を飲んでいる姿に見えたことからついた名らしい。

海岸の全景をパノラマ写真で。

足元は水平に堆積している。

真下から見上げてみる。(危ないよ)正規の地学部生、理学部生はヘルメットを持参されたい。

ここからは、2枚を見比べてご覧ください。

上輪地区寄りの道路上から牛ヶ首全体を見下ろす。層内褶曲とはどういうことを指すのか。(次写真へ)

赤い線を2本引いてみた。線の上下はほぼ水平に堆積している白っぽい泥岩層で、その間の茶色っぽい地層はうねうねと曲がっているのが分かる。上下の層の堆積年代の間に、海底地すべりなどが起こった痕跡と考えられる。

こちらは下部の泥岩層を写したもの。なんだか違和感がある。

勝手に判断したので正しいのか不明だが、地層の不整合面(赤線)があるようだ。ピンク色の線と、水色の線で地層の角度が違うように思えた。