見附今町・長岡中之島大凧合戦

刈谷田川河川敷

新潟県長岡市猫興野

 6月の第一土曜から月曜までの三日間、中之島大橋の下流で行われる凧揚げは江戸時代に土手を踏み固める地固めとして始められたという。平成27年には新潟県指定無形民俗文化財に指定された。刈谷田川を挟んで東側の見附市今町と、西側の中之島側で凧を引っ掛けあい、ロープが切れるまで引っ張り合い、切れた方が負け。新型コロナで中断されていたが、2023年6月、4年ぶりに開催された大凧合戦を見学した。

中之島側から。今町側に大会本部がある。

風を受け流すためにロープで竹竿に反りをつける。この時、力を入れすぎて「バキッ」と折れることもある。

1cmもあるロープは長さ200mにもなるという。ロープを引っ張る人と、ロープを入れたカゴを持つ人がいる。

左岸の土手下から、猫興野橋に向かう。頭上注意。落ちてくることがある。

猫興野橋。期間中、車両通行止めとなる。

午後は中之島側、下流からが順光。この日は弥彦山方面からの風が非常に強く、なかなか絡まらない。

凧を引っ張るゾーンは立ち入り禁止。

凧を立てて、土手上で引っ張る。

飛んで行ってしまうのでは、というほど重いらしい。上手い人だと凧が右へ左へ頭を振っても上手にいなす。

青空に映える六角凧。

さながら空中戦。絡まったら引っ張る。

絡まると風の受けが悪くなり、落ちてくる。

引っ張りあい、ロープが切れるときの「バチンッ」という音は遠くまで聞こえる。

土手にはこれから上げる凧が展示されている。

本部前の観客席間近にも凧が落ちてくる。

会場外、今町の県道498号線には露店が並ぶ。

諏方神社の境内にも露店が並び、多くの子供たちが楽しんでいた。

中之島支所ほか、無料の臨時駐車場が設定され、無料シャトルバスも運行されていた。