石油の里公園と石油の世界館

石油の里公園駐車場

新潟県新潟市秋葉区金津

 矢代田から五泉に抜ける県道41号線を走ると、新津丘陵を超える。新津丘陵の金津周辺では江戸時代から石油の採掘が行われていた。金津鉱場跡には上総掘り井戸、機械掘り井戸といった油井遺構をはじめ、採油の動力源であるポンピングパワー及び上屋、動力を伝える継転機、集油所、送油所、各種タンク、加熱炉、濾過池、旧木工所などが残っている。約120年間操業を継続した施設で、採油から精製までの一連のシステムが良好に残っている。我が国近代のエネルギー産業の発展を知る上で重要であることなどから、平成30年10月15日に史跡として指定された。ここまで(新潟市ホームページから引用) 

 下の地図で赤★で示した所に駐車場があり、ここを起点に散策ができる。里山ビジターセンターで周囲の地形を確認し、青★で示した石油の世界館(入場無料)で石油掘りの歴史や掘削方法を学んだ後、C3号井を見学、ポンピングパワー1号機を見学するのが面白いだろう。地学に興味がある人は、駐車場に戻った後、一の沢沿いに南下すると石油のしみ出す地層を見学することもできる。

 このページでは、史跡散策の前段階である学習施設についてまとめた。

駐車場に車を停めて、まずは里山ビジターセンターへ。

植物や生き物のほか、周辺地形が説明されている。

出たww地理学徒なら見たことがあるやつ。厚紙を重ねて地形の高低を可視化した地図。

現在地周辺。

石油の里公園に出る。赤いものはクリスマスツリーといわれる坑口装置。

ケーシングパイプ。

油送管(パイプライン)

二段式ナショナルポンピングタワーの原理を説明する装置。ハンドルを回すと杭が上下に動く。

これは…よう分からんやつ。

公園から石油の世界館に行く途中にあるC87号井綱式機械掘り井戸。右手のガードレールの道路が県道。

道路を横断して石油の世界館。こちらは新潟市が設置しており、入館無料!そして勉強でき、楽しめる。

石油の歴史とコンビナートの模型。

世界の石油産出拠点と石油輸送が地球儀上で光る。

石油といえば古代の生き物や植物の死骸に高温・高圧下で変成したもの。その話の流れで化石なども展示されている。

新潟県各地の原油資料が展示されている。左から金津、見附、片貝、桑山。それらをコラージュした画像。透明なほど精製が楽だろうから、金津の原油は精製が大変だろう。(多分)原油にもいろんな色があるのね。

頚城沖第4人工島(撤去済)の模型。

阿賀沖油田・ガス田の模型。

上総掘りの模型。

製油所の法被。

金津地区の明治期のミニチュア模型。

屋敷。