蒲原鉄道 陣ヶ峰駅跡

蒲原鉄道 陣ケ峰駅跡

新潟県加茂市青海町1丁目10

 蒲原鉄道は加茂~村松~五泉間を走っていた鉄道路線。加茂~村松間は昭和60年4月に廃線となった。高校生だった2012年4月、JR信越本線の加茂駅から徒歩で訪れた。※ホワイトバランスの設定がおかしいのか、黄砂が飛んでいたのか不明だが、写真の色がセピア色で変。だが、これも味があっていいのでこのまま掲載する。

JR加茂駅の西口。東口と違って閑散としている。

西口の長岡寄り。新潟方面行きホームの下に、車止めがあった。終着駅らしさはあるが、蒲原鉄道のものかは不明である。

旧蒲原鉄道路線跡(陣ケ峰方面)

加茂川の一つ北を流れる大皆川にかかるガーター橋。枕木が残されていて、鉄道の廃線跡感を醸し出している。(加茂市だけに。)

陣ケ峰方面

橋梁には1973年に塗装された記録が。ただ、川の名前が国土数値情報河川データセットの地図と違う…

県立加茂病院の前を過ぎると、信越線の線路と道路をまたいでいたであろう橋台が見えてくる。

道路部分。右手の堤が廃線跡で、うっすらホームの端が見えている。

旧陣ヶ峰駅の全貌。コンクリートの足にコンクリートの板が載っているだけのシンプルな造り。1985年から時が止まったままである。今はこうして鉄道マニアの客しかこない。

北側に回り込むと、住宅の間から駅に上る小道がでてくる。小道の先にはホームまでの階段が。これはアガる。

階段を登りきるとホームに。こうして写真で見ると階段1段はだいぶ低い。

この鉄板は何かの意味があるのだろうか。コンクリートが沈下して高さを合わせるためだろうか。

ホーム端から加茂駅方面を望む。けっこう高い。大きく左カーブを描いて終点加茂駅まで至る。

反対の村松・五泉方面の土手。この先、加茂農林高校の裏山にはトンネルがあったらしい。

階段を降りて、今度は五泉方に少し歩いてみる。

陣ヶ峰駅の少し五泉方にも、県道497号をまたぐ橋脚跡が残されている。