阿賀野川頭首工

阿賀野川頭首工

新潟県阿賀野市小松(国道49号)

 阿賀野川沿いに国道49号を新津から福島方面に走らせていると、車の通れる橋のようなものが見えてくる。これは堆積した土砂によって農業用水が取水困難となりやすい場所に堰を設ける「頭首工(とうしゅこう)と呼ばれる設備で、県ホームページによると阿賀野川頭首工は受益面積、取水量ともに新潟県内最大だそうだ。2023年7月某日、訪問した。

阿賀野川右岸、頭首工の上流から見る頭首工

右岸、頭首工の下流には看板があった。農業用水のための設備なので農林水産省の管轄。

国道49号からアプローチするには、福島方面から一方通行で進入する。

看板の通り、大型車両でなければ通行は可能。歩行者や管理車両に注意して「通らせていただく」意識で。

頭首工は1車線分の幅しかないため、片側交互通行であり、進入口には×印の信号があるので待機する。

○印の信号が出たのでいよいよ進入する。

頭首工の道路部分の全景。

取材した日は長雨のさなか。土砂が大量に流れており頭首工の本領発揮である。

頭首工には門があり、管理用の施設が建っている。

下流側にも施設がある。

対面の信号が変わるのが怖いので、撮影もそこそこに走り抜けた。左岸側は右カーブしている。

左岸側には頭首工資材格納庫とやらがあった。

左岸には五泉市の立て看板が立っていた。近傍集落関係者の生活上必要な車両…渡ってから言われても困る。頭首工管理道路は公道(市道)ではなく県管理なので市の通知に法的根拠はない。平成元年3月31日新潟県訓令第10号阿賀野川頭首工管理規程を読んだが、どこにも通行規制の文言はなかった。

左岸側は押しボタン式になっていた。あっという間に緑になり、車に乗りそびれた。看板にあるとおり、渡り終えた際に福島方面へ右折できないので注意が必要。

左岸側の信号は感知式らしい。

緑信号になったので発進する。

左岸側から管理道路の全景。改めて見ると、阿賀野川は深山の中にあるものだ…谷が深い。

渡り終え、新潟方面に左折して頭首工を後にする。