第二級陸上特殊無線技士

2018年03月13日

大学を卒業した私は、新潟県に戻り仕事をしている。勤務先には固定無線局・移動局があり、誰かは免許を持っている必要がある。入社当時の上司が第三級を持っていたため、「2級と3級、学習範囲も大して変わらないから一つ上位を取ってやろう」という謎の対抗意識で取得。

その後、勤務中に移動局無線を発報することがあったため、取得していて助かった。運転免許以外で、始めて実務に役立った資格だ。免許証も、富士山のホログラムが美しく、今まで届いた免許証の中で一番感動した。


余談だが、警察官が路肩のパイプ椅子に座り、レーダーを当てて車両のスピード違反を取り締まるねずみ取りは、この免許が必要。ドップラーの知識が必要となる。恐らく彼らは警察学校で学習し、学校内の出張試験で皆が取得しているのだろう。

私は所持していないが、車両に無線機を積む際は、無線をとばす無線従事者免許(従免)と、公共の周波数を割り当ててもらう無線局免許(年額を支払う)の二つが必要なので注意が必要だ。また、航空無線・ドクターヘリ無線(エアーバンド)、タクシー無線などを傍受する(聞くだけ)のに資格は不要だが、傍受した内容を第三者に漏らすのは御法度。(YouTubeであがっている動画には怪しいのが多数ある。)警察・消防はデジタル無線で暗号化処理されているため、ほとんどの地域で傍受はできなくなった。