無人航空機操縦者技能証明(二等)

2024年02月29日

 自動車のCMや大自然を空から撮影する映像など、ドローンによる空撮はここ十数年で劇的に増えたと思う。一方で、空港近くでドローンを飛行させて滑走路が閉鎖されたり、イベント会場でお菓子を撒いていて人混みに墜落させたり、挙句の果てには首相官邸屋上に放射性物質を括り付けたドローンが侵入する事件が起き、(これが決定打となった。)ドローンの安全な利活用のために国家資格相当の試験を導入する機運が高まった。そして2022年12月5日、国家技能証明の試験がスタートした。

資格取得の流れ

 ドローンの技能証明取得の流れを大まかに説明すると、以下のステップとなる。

 ①国土交通省のドローン情報基盤システム「DIPS」で自分の技能証明申請者番号を取得、②学科試験を受験、③実技試験または登録講習機関の講習受講、④身体検査または自動車運転免許証による確認、⑤海事協会での各種証明書申請、⑥DIPSでの申請、証明書受領。

 先の画像を見ていただくと分かるように、非常に多くの手数を踏む必要があり、証明書取得まで1年を要した。航空法や小型無人機等飛行禁止法、電波法を勉強し、外部団体での検定・教習を活用(新潟の道路探索屋はドローン検定協会所属の登録講習機関で受講)して、なるべく金額と時間を抑える方法をとった。技能証明を取得しなくても、人口集中地区外の高度150m以下、目視内の日中であればドローンを飛ばすことはできるので、現在のところ取得メリットはない。

【追記】資格マニアとしてうれしかったこと:取得日が「うるう日」だった。(^^)v